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| 「荷物があるのはこの納屋ですか?」 「そうじゃ、入れ物にいれて中の棚に置いておいたはずじゃ。どの入れ物かは、わし自身忘れてしまったがの。ほっほっほっ」 |
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| 納屋に入ってみて、『赤い家』の主人が笑った意味がわかったよ。ほこりだらけの室内には、天井まである大きな棚がしつらえてあって、その中に百個近くの入れ物が収められている。その、どこに入れたか覚えてないっていうんだから、確かに笑うしかないかもね。 ちらっとあの人の顔を見てみる。無表情なのが逆に怖い、と思った瞬間、 「あたしはもう何もしないからね。あんた一人で探しなさいよ」 そういうと納屋をぷいっと出ていってしまった。うぅ、これは怖いっ! あれだけ逆上していた人が何も言わないなんておかしいよ! もし戻ってきたときに、まだキノコが見つかってなかったら……少しでも早く見つけなきゃ! |
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| 「何も全部探す必要はないのじゃぞ」 そんなことを考えていた僕に主人が笑いながら言った。 「少なくとも下から五段以内には置いたはずじゃ」 下から五段以内ね。でもそれだけじゃ……。 「ばあさんの物には入れとらんしな。すべての袋と、黄色い入れ物がばあさんの物じゃ」 「そういえば、あれを置いたときは、ばあさんをひどく怒らせたのう。隣に袋があったもんで、何か変な匂いでも移ったらどうするんじゃ、とな」 「そうそう、隣には壺は置いてないはすじゃ。壺には水物を入れるから漏れたらいかんと思っての」 「後は、緑色の入れ物も隣にはなかったのう。緑の色は薬草が入っている印じゃから、絶対隣には置いてくれるなと、ばあさんに言われての」 |
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「うーむ、思い出せるのは、それくらいかのう」 さぁ、探さなきゃ! |
| ◆問題◆ |
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